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梅酢が上がるまで大切に育ててきた梅干しも、いよいよ仕上げの工程に入ります。
ジップロック(チャック付き保存袋)で漬けた梅干しは、土用干しをいつ始めるのか、何日干せばいいのか、干した後はどのように保存するのか迷う方もいるかもしれません。
今回は、ジップロックで漬けた梅干しを実際に土用干しして、完成まで仕上げる流れをご紹介します。
干す日数や干している間の様子、完成後の保存方法まで、初めてジップロックで梅干し作りに挑戦する方にも分かりやすくまとめました。
手作りならではの梅の変化を楽しみながら、最後まで安心して梅干し作りを進める参考になれば嬉しいです。

梅酢が上がった後、土用干しまでの管理方法
梅を塩漬けして数日経つと、梅から水分が出て「梅酢」が上がってきます。
梅全体が梅酢に浸かると、空気に触れる部分が少なくなり、カビのリスクも下がります。
ここから土用干しの日まで、梅酢に守られながらゆっくり熟成させていきます。
ジップロックで作る梅干しの場合は、袋の中の状態が見えやすいのがメリットです。
梅がしっかり梅酢に浸かっているか、袋の外から確認しながら管理しましょう。
梅が梅酢に浸かった後は、強い重しは必要ありません。
梅が浮いてしまう場合は、軽めの重しをして、梅が液面から出ないようにします。
保存場所は、直射日光が当たらない風通しのよい場所がおすすめです。
室温が高くなりやすい時期は、ときどき梅の状態を確認しながら、土用干しまで保管しましょう。
土用干しをする頃には、梅の色や香りにも変化が出てきます。
天気の良い日を選んで土用干しを行い、梅酢を含んだ柔らかな梅を、いよいよ梅干しとして仕上げていきます。

ジップロック梅干しの土用干しのやり方
梅酢の中でゆっくり熟成した梅は、いよいよ土用干しの工程に入ります。
土用干しは、梅の水分を適度に抜いて保存性を高め、梅干しならではの風味や食感を整える大切な仕上げの工程です。
ジップロックで漬けた梅でも、昔ながらの梅干しと同じように土用干しを楽しむことができます。
土用干しはいつする?タイミングの目安
土用干しは、晴天が続く日を選んで行います。
天気予報を確認し、3日ほど晴れが続くタイミングを選ぶと安心です。
日中しっかり日差しがあり、梅雨が明けて夏の日差しが安定する頃が目安になります。
ジップロックから梅を取り出す
梅酢から梅を取り出す時は、梅を傷つけないようにやさしく扱います。
私はザルに並べる前に、一度キッチンペーパーの上に置いて、表面の梅酢を軽く切ってから並べました。

ザルや干し網などに梅を並べ、梅同士が重ならないよう少し間隔をあけます。
風が通りやすくなり、均一に乾きやすくなります。

私はもともと30cmの干しザルを持っていましたが、今回24cmサイズも購入しました。
24cmは普段使いには便利な大きさですが、梅干しを一度に並べるには少し小さく感じました。
梅干し作りをメインに使うなら、30cm以上がおすすめです。

梅酢は捨てずに取っておきましょう。
後から梅干しを漬け戻したり、和え物や調味料として料理に活用したりできる、手作り梅干しならではの大切な恵みです。

梅を天日干しする
梅は風通しの良い場所で、日当たりの良い時間帯に干します。
土用干しは3日3晩行う方法が一般的ですが、天候や梅の状態によって乾き方は変わります。
干し始めて表面が乾いてきたら、一度やさしく裏返しましょう。
裏返すのは1回を目安にすると、両面を均一に干すことができます。
完熟梅で作った梅干しは果肉が柔らかいため、裏返す時は皮を破らないように、指先でそっと扱うのがポイントです。

今回は天気がとても良く、2日目には思っていた以上に乾燥が進みました。
実際の様子がこちらです。
表面が想像以上に乾いてしまい、「3日3晩」という日数だけを目安にするのではなく、梅の状態を見ながら干す時間を調整することの大切さを実感しました。

梅の表面が乾き、皮に少しハリが出て、中はやわらかさが残っている状態が仕上がりの目安です。
また、土用干しの時は、赤しそも一緒に干しました。
干した赤しそは細かくして、手作りのゆかりとして楽しむことができます。
梅だけでなく赤しそまで無駄なく活用できるのも、梅仕事の楽しみのひとつです。

夜はどうする?
昔ながらの作り方では、夜もそのまま外に出し、夜露に当てながら干す方法もあります。
ただし、地域の気候や湿度によって管理方法は変わります。
夜露や急な雨が心配な場合は、夜は室内に取り込んでも大丈夫です。
大切なのは、梅の状態を見ながら無理なく仕上げることです。
土用干しを終えた梅は、色や香りがさらに深まり、いよいよ保存して楽しめる手作り梅干しへと仕上がっていきます。
梅干しを干す日数と途中で確認するポイント
土用干しの日数は、一般的には3日ほどが目安です。
ただし、梅の大きさや完熟度、天気や湿度によって乾き方は変わります。
日数だけで判断するのではなく、梅の状態を見ながら仕上げていくことが大切です。
1日目は梅の表面を乾かす
干し始めた初日は、梅の表面についた水分を飛ばしていきます。
梅酢から出したばかりの梅は水分を多く含んでいるため、やわらかく、梅同士がくっつきやすい状態です。
途中で様子を見ながら、梅同士がくっついている場合は、無理に剥がさず、少し乾いてからやさしく離します。
2日目以降は乾燥具合を確認する
2日目以降は、梅の状態を見ながら裏返します。
全体に日が当たることで、全体に日が当たることで、均一に乾きやすくなります。
完熟梅で作った梅干しは柔らかく崩れやすいため、裏返す時は皮を破らないように丁寧に扱いましょう。
完成の目安
3日ほど干した梅は、表面が少し乾き、皮にハリが出てきます。
ただし、市販の梅干しのように完全に水分を抜く必要はありません。
手作り梅干しの場合は、
- 表面が乾いている
- 皮がしっとり柔らかい
- 梅の香りが深くなっている
このような状態なら仕上がりの目安です。
干し終わった梅は、そのまま保存する方法や、梅酢に戻してしっとり仕上げる方法があります。
次は、それぞれの保存方法について紹介します。
干した後の梅干しの保存方法
土用干しを終えた梅は、いよいよ手作り梅干しとして完成です。
干した直後の梅干しは、表面の水分が抜けて少し締まった状態です。
保存しながら熟成が進むことで、塩味がなじみ、味わいも少しずつまろやかになります。
保存方法は、梅干しの仕上がりの好みに合わせて選ぶことができます。
梅酢に戻して保存する場合
干した梅を梅酢に戻すと、表面がしっとりした柔らかな梅干しになります。
梅酢の風味がなじむことで、昔ながらの梅干しのような、やわらかくまろやかな味わいを楽しめます。
今回は、梅酢に戻した梅と、そのまま保存した梅の違いを比べてみたくて、半分ずつ保存方法を変えました。
さらに、予想以上に乾燥が進んだ梅は、梅酢に戻すことでしっとりとした食感に仕上がるのではないかと思ったのも理由のひとつです。
梅酢に戻した梅はしっとりとした食感に、そのまま保存した梅は干した風味を楽しめる仕上がりが期待できます。
梅酢に戻す場合は、清潔な保存容器に梅を入れ、梅酢が全体になじむように保存しましょう。

そのまま保存する場合
梅酢に戻さず、そのまま保存する方法もあります。
こちらは、土用干し後の梅の香りや、少し締まった食感を楽しめる保存方法です。
今回は、残りの半分をそのまま保存しました。
梅干しは土用干しが終われば食べることもできますが、できたては塩味が立ちやすく、まだ旨味が十分になじんでいません。
少し保存して塩味が落ち着くと、梅本来の風味や旨味が感じられるようになります。
目安としては、1〜2か月ほど置くと味がなじみやすくなりますが、半年、1年と時間を置くことで、さらにまろやかな味わいへ変化していくのも手作り梅干しの楽しみです。
今回は、すぐには食べず、少し寝かせてから味わう予定です。

保存するときのポイント
保存には、清潔な瓶や密閉できる保存容器を使います。
私は今回、梅干しを保存するために普段から使っている保存瓶を使いました。
密閉しやすく、梅干しだけでなく塩麹や醤油麹などの発酵調味料の保存にも使っています。
丈夫で長く使えるので、わが家では季節の手仕事に欠かせない保存瓶です。

梅干しは塩分が高いため比較的保存性の高い食品ですが、おいしい状態を保つためには、清潔な環境で保存することが大切です。
保存場所は、直射日光を避けた涼しい場所がおすすめです。
梅干しを取り出す時は、清潔な箸やトングを使うと、雑菌が入りにくく安心です。
自分で仕込んだ梅干しは、保存しながら少しずつ味わいが変化していくのも楽しみのひとつです。
ジップロックから始めた梅干し作りでも、土用干しまで終えれば立派な自家製梅干しになります。
保存方法を工夫しながら、長く楽しんでいきましょう。
ジップロックで梅干しを作って分かったこと
今回、初めてジップロックを使って梅干し作りに挑戦しました。
梅干しというと、大きな瓶や専用の容器を用意するイメージがありますが、ジップロックなら少量から始めやすく、置き場所にも困らないところが魅力だと感じました。
実際に作ってみて分かったことをまとめます。
少量でも気軽に梅干し作りを楽しめる
ジップロックの一番の良さは、特別な容器を準備しなくても始められることです。
梅干し作りに興味があっても、「大きな瓶を買うほどではない」「少しだけ作ってみたい」と感じる方には挑戦しやすい方法だと思います。
袋の中で梅の状態が見えるため、梅酢が上がっているか、梅がしっかり浸かっているかを確認しやすい点も安心でした。
私も「まずは少量で試してみよう」という気持ちで始められたので、ジップロックでの梅干し作りにも気負わず挑戦できました。
梅の変化を近くで感じられる
ジップロックで作ると、梅の状態を日々確認できます。
漬け始めは塩がなじんでいく様子、梅酢が少しずつ上がってくる様子、土用干しで色や香りが変化していく様子など、梅が完成していく過程を身近に感じられました。
季節の手仕事は、完成した梅干しを味わうだけではなく、育っていく時間も楽しみのひとつだと改めて感じました。
完熟梅は扱いを丁寧にすることが大切
今回は完熟梅を使って作りました。
完熟梅は香りが良く、柔らかい梅干しに仕上がる一方で、漬けている間や土用干しの時には、実を傷つけないように丁寧に扱うことが大切です。
特に裏返す時は、皮が破れないようにやさしく扱いました。
ジップロックでも本格的な梅干しが作れる
実際に作ってみて、ジップロックでも昔ながらの梅干しと同じように、梅酢が上がり、土用干しをして、自家製梅干しに仕上げることができました。
大きな道具をそろえなくても、自分で仕込んだ梅が少しずつ変化していく過程を楽しめるのは、ジップロック梅干しの魅力だと思います。
初めて梅干し作りに挑戦する方や、少量だけ作ってみたい方にも、始めやすい方法だと感じました。
季節の手仕事を気軽に楽しむ第一歩として、ジップロック梅干しはぴったりの方法だと思います。

手作り梅干しを楽しむために
ジップロックで漬けた梅も、土用干しを終えると、いよいよ自家製梅干しの完成です。
梅を洗うところから始まり、塩漬け、梅酢が上がるまでの管理、そして夏の日差しの中で行う土用干し。
時間をかけて少しずつ変化していく梅の様子を見守ることも、手作り梅干しならではの楽しみだと感じました。
今回、ジップロックで梅干しを作ってみて、特別な道具がなくても、身近なものを使って季節の手仕事を楽しめることが分かりました。
少量から始められるので、「梅干し作りに興味はあるけれど、準備が大変そう」と感じていた方にも挑戦しやすい方法です。
自分で仕込んだ梅干しは、買ったものとはまた違った味わいがあります。
毎日のごはんに添えたり、おにぎりに入れたり、料理の味付けに使ったりしながら、季節を越えてゆっくり楽しんでいきたいと思います。
梅仕事は、作って終わりではなく、完成してからも暮らしの中で育てていく楽しみがあります。
これから梅干し作りを始める方も、自分の暮らしに合った方法で、無理なく季節の手仕事を楽しんでみてください。

ジップロックで梅干し作りに挑戦してみたい方は、漬け込みから土用干し前までの手順を紹介したこちらの記事もぜひご覧ください。
→ ジップロックで作る梅干しの作り方はこちら
梅干しの作り方比較(ジップロック・瓶・鍋)
→ 自分に合った作り方を選びたい方はこちら
梅干しまとめ記事
→ 梅干し作りの記事をまとめて見たい方はこちら
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