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ジップロックで作る梅干しの作り方

スーパーで青梅を見かけると、「今年も梅仕事の季節だな」と感じる方も多いのではないでしょうか。

梅干し作りは少しハードルが高そうに見えますが、実はジップロックを使えば、特別な道具を用意しなくても気軽に始めることができます。
少量から作れるので、梅仕事が初めての方でも無理なく始められるのが魅力です。

この記事では、ジップロックを使った梅干しの作り方を、失敗しにくいポイントとあわせて分かりやすく紹介します。
また、瓶や鍋を使った方法との違いにも少し触れながら、自分に合った梅仕事の始め方が分かるようにまとめています。

ジップロックで梅干しを作るための完熟梅

ジップロックで作る梅干しの特徴と初心者向けポイント

ジップロックを使った梅干し作りは、特別な道具がなくても始められるのが大きな特徴です。
保存容器を用意しなくても、キッチンにあるフリーザーバッグで代用できるため、梅仕事が初めての方でもハードルが低く感じられます。

また、少量から作れるので「まずは試してみたい」という方にも向いている方法です。
瓶や鍋を使った本格的な方法に比べると管理もシンプルで、スペースを取らないのもメリットのひとつです。

一方で、袋の密封が甘いと液漏れやカビの原因になることがあるため、しっかりした保存袋を選ぶことが大切です。

初心者の方は、まずは「扱いやすさ」と「清潔に管理できること」を意識すると失敗しにくくなります。

ジップロック梅干しを作る場合は、冷凍用の厚手フリーザーバッグを使うと安心です。液漏れしにくく密封性も高いため、初めての梅仕事にも向いています。

私も冷凍用の保存袋を使って仕込んでいます。
厚手の冷凍用保存袋であれば、100円ショップの商品でも作れます。心配な方は密封性の高い商品を選ぶと安心です。

ジップロックを使った梅干しの作り方

ジップロックなどのフリーザーバッグを使った梅干し作りは、手軽に始められて初心者にも人気の方法です。
ここでは基本の手順を順番に紹介します。

材料(梅1kg分)

  • 完熟梅 1kg
  • 塩 180~200g(梅の重量の18~20%)
    塩は粗塩を使うのがおすすめです。
    ミネラルを含んだ粗塩は梅となじみやすく、梅酢も上がりやすくなります。
    仕上がりの風味もまろやかになるため、初心者の方でも失敗しにくいです。
  • 赤しそ 200g前後(色付けや風味付け用・お好みで)
  • 冷凍用フリーザーバッグ(ジップロックなど)1枚

塩分18〜20%は昔ながらの梅干しによく使われる割合で、カビが発生しにくく、初心者にも取り入れやすい塩分量です。

梅干し作りに使う粗塩(シママース)

梅の下準備

梅干し作りには、黄色く色づいた完熟梅を使います。

青みが残っている場合は、新聞紙などに包んで常温で数日置いて追熟させます。
梅の香りが強くなり、全体が黄色く色づいてきたら使い頃です。

追熟ができたら、まず傷んでいる梅や傷のある梅を取り除きます。
傷のある梅をそのまま使うと、カビや傷みの原因になることがあるため、この段階でしっかり選別しておくと安心です。

傷や痛みがある完熟梅を取り除く

選別が終わったら、梅をやさしく水洗いして表面の汚れを落とします。
洗ったあとはキッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取ります
水分が残っているとカビの原因になるため、この工程は丁寧に行いましょう。

洗った完熟梅の水気をキッチンペーパーでふき取る

ヘタ取り

竹串や爪楊枝を使って、梅のヘタを丁寧に取り除きます
ここをきれいにしておくことで、雑味のない梅干しに仕上がります。

完熟梅のヘタを竹串で取り除く

ヘタを取り終えたら、キッチンペーパーを敷いた上に並べます。
私はそのまま室内で一晩ほど乾かしてから漬けています。
しっかり乾燥させることで余分な水分が減り、カビ対策にもつながると感じています。

しっかり乾いたら、次の工程へ進みます。

一晩乾燥させた完熟梅

洗った梅の水気がしっかり飛んだら、アルコールを軽く吹きかけておくと安心です。
パストリーゼなどの食品に使えるアルコールスプレーや、ホワイトリカーなどを軽く吹きかけておくと安心です。

特に梅干し作りが初めての方は、このひと手間を加えることで失敗しにくくなります。

完熟梅にパストリーゼを吹きかける

塩と梅をジップロックに入れる

梅と塩をフリーザーバッグ(ジップロック)へ入れます。
全体に塩がなじむように軽く混ぜながら入れるのがポイントです。
今回は、万が一カビが出た場合のリスクを減らすため、梅を2つの袋に分けて仕込みました。

実際の工程写真もあわせて紹介していきます。

この工程で失敗しやすいのが「袋の密封性」です。
しっかりとした保存袋を使うことで、液漏れやカビのリスクを減らせます。

ジップロックに完熟梅と粗塩を交互に入れる

空気を抜いて重しをする

梅と塩をジップロックに入れたら、軽く揉み込みながら塩をなじませます

塩と梅をジップロックに入れて、軽く揉み込みながら塩をなじませる。

その後、しっかり空気を抜いて平らにし、重しをのせておきます。

完熟梅の入ったジップロックの空気をしっかり抜いて平らにし,トレイに入れる

重しは梅の重さと同じくらいが目安とされています。
ただしジップロックの場合は潰れやすいため、私は500g〜1kg程度の軽めの重しをのせて、梅酢の上がり具合を見ながら管理しています。

完熟梅の入ったジップロックに重しをのせる。

さらに1日1回を目安に、袋の中をやさしく上下にゆすって梅全体に梅酢が行き渡るようにします。
こうすることで漬かりムラを防ぎ、カビの予防にもつながります。

こちらが仕込み翌日の様子です。うっすらと梅酢が上がり始めています。

完熟梅の入ったジップロックの中をやさしく上下にゆすって、梅全体に梅酢が行き渡るようにしている写真

梅酢が上がるまで

最初は梅が袋の中で少し浮いたような状態になりますが、時間が経つにつれて全体が梅酢に浸かっていきます。
この状態になるまで、直射日光を避けた涼しい場所で静かに置いておきます。

1週間後には、ジップロック全体に梅酢が広がってきます。

漬込んで1週間後のジップロックに入った完熟梅

赤しそを加えるタイミングの目安

赤しそを入れるタイミングは、梅酢がしっかり上がってからが目安です。
梅が完全に梅酢に浸かり、全体が液に覆われている状態になったら加えましょう。

目安としては、塩漬けを始めてから1~2週間ほどです。
ただし、気温や梅の熟し具合によって梅酢が上がる速さは変わるため、日数ではなく状態を確認して判断するのがおすすめです。

迷ったときは、「梅全体が梅酢にしっかり浸かっているか」を目安にすると失敗しにくくなります。

赤しそを加える

梅酢がしっかり上がり、梅が完全に浸かるようになったら赤しそを加えます。

私はアク抜き済みの市販の赤しそを使いました。
下処理が済んでいるため、そのまま梅酢に加えられ、初心者でも扱いやすいです。

赤しそを梅酢の中でやさしくほぐしながら広げると、少しずつ梅酢がきれいな赤色に変わっていきます。
全体にムラなく行き渡るようにするのがポイントです。

梅酢が上がった梅に市販の赤しそを加える様子

赤しそ(市販品)の使い方

市販の赤しそには、あらかじめアク抜きが済んでいるタイプがあり、そのまま使えるため初心者にもおすすめです。
下処理の手間がなく、梅酢に加えるだけで色や風味を付けられます。

一方、生の赤しそを使う場合は、塩でもんでアク抜きをする下処理が必要です。
ひと手間かかりますが、自分で仕込む楽しさを味わいたい方にはこちらの方法も向いています。

初めて梅干し作りに挑戦する方や、手軽に梅仕事を楽しみたい方には、市販の赤しそがおすすめです。

保存と管理のポイント

赤しそを加えたあとは、そのまま梅雨明けまで直射日光を避けた涼しい場所で保存します。

梅が梅酢にしっかり浸かった状態を保ちながら、ときどき様子を確認しましょう。
必要に応じて重しを軽く調整すると、梅酢が全体に行き渡りやすくなります。

梅雨明けまではこのまま保存し、天日干しができる晴れの日を待ちます。

赤しそを入れた完熟梅。梅雨明けまで漬込んでおく写真

土用干しについて

梅雨明け後、天気が安定して晴れの日が続くようになったら、土用干しです。
梅を干す日数や途中で確認するポイント干した後の保存方法によって、梅干しの仕上がりも変わります。

土用干しから完成までの流れは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

ジップロック梅干しと瓶・鍋との違いを比較

梅干し作りには、ジップロック以外にも瓶や鍋を使った方法があります。
それぞれ特徴が異なるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

ジップロックは手軽さが魅力ですが、瓶や鍋にもそれぞれ良さがあります。

瓶を使った梅干し作りは、中の様子が見えやすく、安定して管理しやすいのが特徴です。
しっかり密閉できるため、カビのリスクを抑えやすく、初心者でも安心して取り組めます

一方で、ある程度の容量が必要になるため、少量だけ作りたい場合には少し大きく感じることもあります。

保存瓶で梅干しを仕込んでいる様子(重石なしの管理しやすい方法)

鍋を使った方法は、昔ながらの梅干し作りに近いスタイルです。

重石をしっかり使うことで梅酢が上がりやすく、安定した仕上がりになりやすいのが特徴です。
その分、保管スペースが必要になり、やや本格的な梅仕事向きの方法と言えます。

鍋で漬けた梅干しに赤しそを加える

ジップロックは、今回紹介している方法の中では最も手軽に始められるのが魅力です。
場所を取らず、少量から試せるため、「まずは梅干し作りを体験してみたい」という方に向いています。

一方で、瓶や鍋は安定性や本格感があり、毎年梅仕事を続けたい方にもおすすめです。

どの方法にもそれぞれ良さがありますが、初めて梅干し作りに挑戦する方は、まずは扱いやすいジップロックから始めてみるのもおすすめです。

瓶や鍋との違いも知っておくと、自分に合った梅干し作りが選びやすくなります。
こちらの記事で詳しく比較しています。

ジップロック梅干しのメリット・デメリット

ジップロックを使った梅干し作りには、手軽に始められるメリットがある一方で、注意しておきたい点もあります。

メリット

  • 少量から気軽に始められる
  • 保存瓶などの大きな容器が不要
  • 場所を取りにくい
  • 後片付けが比較的ラク
  • 初心者でも挑戦しやすい

特に「まずは一度梅干しを作ってみたい」という方には、道具をそろえる負担が少ないのが魅力です。

デメリット

  • 袋が破れると液漏れの原因になる
  • 密封が不十分だとカビのリスクがある
  • 大量の梅を漬けるには向かない
  • 瓶に比べると管理中の様子が見えにくい

ジップロックは手軽な反面、袋の状態や衛生管理には少し気を配る必要があります。

とはいえ、少量から気軽に始められることは大きな魅力です。
梅仕事に興味はあるけれど、まずは無理なく試してみたいという方には取り入れやすい方法と言えるでしょう。

ジップロック梅干しがおすすめな人

ジップロックを使った梅干し作りは、特に次のような方に向いています。

  • 初めて梅干し作りに挑戦する方
  • 少量から気軽に始めたい方
  • 保存瓶や漬物容器を増やしたくない方
  • キッチンの収納スペースが限られている方
  • まずは梅仕事を体験してみたい

ジップロックを使う方法は、特別な道具をたくさん用意しなくても始められるのが魅力です。

一方で、毎年たくさんの梅を漬けたい方や、本格的な梅仕事を長く続けたい方には、瓶や鍋を使った方法の方が管理しやすい場合もあります。

まずはジップロックで気軽に始めてみて、梅仕事に慣れてきたら、作る量や暮らしに合わせて自分に合った方法を選んでいくのもおすすめです。

まとめ|初心者におすすめの梅干しの始め方

ジップロックを使った梅干し作りは、特別な道具がなくても始められる手軽な梅仕事です。
保存瓶や大きな容器を用意しなくても、少量から気軽に挑戦できるため、初めて梅干しを作る方にも向いています。

この記事では、完熟梅の下準備から塩漬け、赤しそを加えるタイミング保存方法まで、ジップロックを使った基本の作り方を紹介しました。

梅仕事は難しそうに見えますが、ひとつひとつの工程を丁寧に進めれば、初心者でも十分に楽しむことができます。

まずは気軽に始められるジップロック梅干しから、自分のペースで梅仕事を楽しんでみてください。

赤しそを加えた梅干しを梅雨明けまで漬けておく
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